バンクーバーは世界でも珍しい水道水が飲める国です。
僕たち日本人からしたら、水道水を飲めるのは当たり前の様な感覚ですが…
世界で見ると実はかなり恵まれているんです。
カナダも水に関しては恵まれている国で、日本と同様に家庭の水道の蛇口を捻って流れる水はそのまま飲むことが可能です。
ちなみにミネラルウォーターも数多くありますが、どれも高いです。水道水であれば家賃に含まれているのがバンクーバーでは一般的でいくらでも飲めます。僕はもっぱら家の水道水を飲んでます。
特徴は…水がとにかく冷たい。
今の季節でこそ「冷たくて丁度良い」温度ですが、冬の寒い間の水道水は「冷蔵庫で冷やしたのかと思うほど冷たい」温度です。個人的にはかなり有り難いと感じてます。
さて
今日は簡単にバンクーバーの水道水事情についてです。「水が変われば体質も変わる」と言われるくらい大切な事ですので、バンクーバーに限らず海外旅行に行く際には現地の水情報も調べる事をお勧めします。
バンクーバーの水道水
バンクーバーの水道水は安全とされてます。
水源は”雨”と”雪解け水”がほとんどで…
バンクーバーは雨が非常に多い地域のおかげで水資源には困りません。またバンクーバーの北にある主要3つの山(Capilano, Seymour and Coquitlam)からの雪解け水がバンクーバーの水道水として使われています。
もちろんそのまま飲める訳もなく…
Metro Vancouverがきちんと水質を向上させ、各家庭に配っています。
水道水の硬さ
よく水には硬水と軟水があると言われますが、そもそも硬水と軟水の違いは何か知ってますか?またどうやって判別してるのでしょうか?
硬水
硬水とは、英語でHard waterと言います。カルシウムやマグネシウムなどの無機物が多い水で、水が石灰岩などの堆積物を通って湧き出るときに形成されます。簡単に言うと…長い年月をかけてミネラルを多く含んだ水です。
硬水の特徴は…ミネラルが豊富な理由から
- 脂肪の吸収を抑制=ダイエットに最適
- 便秘解消
- 胃に負担がかかる
- パスタをゆでるには最適
- 洗剤に混ざりにくい
- シャンプー利用で、髪がゴワゴワになる
- ケトルなどの中が白くなる
軟水
軟水とは、英語でSoft waterと言います。カルシウムやマグネシウムなどの無機物をほとんど含まない低濃度の炭酸カルシウムおよび他のイオンを含む水です。簡単に言うと…ミネラルが少ない水です。
軟水の特徴は…ミネラルが少ない理由から
- 体への吸収が良い
- 肌の乾燥を防ぐ=美容に最適
- 洗剤が溶けやすい
- 髪がサラサラ
- ご飯が美味しくたける
軟水と硬水の見分け方
見分け方は名前の通り、水の硬さです。
水の硬さ=水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの量
このミネラルの含有量が多くなるにつれて、「水が硬い」と判別されます。
国や地域ごとに判定の基準は違いますが、一般的に次の通りです。
ミネラルの含有量
軟水 | 0 – 1 grains per gallon (gpg) |
ほんの少し軟水 | 1.1 – 3.5 gpg |
中程度の硬水 | 3.6 – 7 gpg |
硬水 | 7.1 – 10.5 gpg |
非常な硬水 | Over 10.5 gpg |
バンクーバーは「Vancouver = 0.3 gpd」、バンフは「Bunff = 9.3 gpd」という風に定義されています。
バンクーバーの水道水は
最初の方に述べた通り、バンクーバーの水は”雨”や”雪解け水”から供給されています。長い時間をかけて家庭に配られることはありません。
よって…バンクーバーの水道水は「軟水」です。
日本人の僕達には馴染みのある水なので、急な体質変化を気にする必要はありません。ご飯の味もそんなに変わらないから暮らしやすいかも。
ちなみにバンクーバー以外のカナダに行く場合は事情が変わってきます。例えばバンフは硬水で、トロントなんかは非常に硬い硬水の地域です。
まとめ
バンクーバーはカナダでも珍しい軟水が飲める地域です。
軟水は硬水よりもecoと考える事もできるので、くれぐれも洗濯の際に必要以上の洗剤を使わないようにしましょう。
水が軟水なので、軟水に合う「料理の何か」を探してお土産として持ってくるのも良いですね。バンクーバーは安全に水道水が飲めるので、無理してミネラルウォーターを買う必要はありません。
簡単な水に関する内容でしたが、最後までありがとうございました。
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