カナダから陸路でアメリカに行く時は時間帯を考えた方がベター。

mohamed_hassan / Pixabay

久しぶりの投稿です。

先日バンクーバーからアメリカに車で旅行に行ったんですが、ビザに関してちょっとした勘違いをしていましたのでシェアしたいと思います。

カナダで生活するコト約2年、今まで陸路で数回アメリカ国境を越えていたにも関わらず今回初めて「I-94W」の存在を知りました。これまでは「運よく?それとも気が付かなかっただけ?」、全然気にしていませんでした。

この記事はI-94Wについての紹介なので、I-94Wの存在を知ってる方には目新しい情報はココにはありません。

金曜日の夕方前にカナダ・アメリカ国境に到着した僕達は、まさか国境で約2時間足止めを食らうなんて思いもしなかったです。

おかげで旅行初日の予定が台無し…疲労だけが蓄積されました。

アメリカへの観光Visaは”ESTA”で99%正解

さて、「アメリカに旅行に行こう」と旅行の計画を立ててVISA : ESTAを日本人の皆さまは取得すると思います。

僕たち日本人にとっては…空路、つまり飛行機で海を渡ってアメリカに入国することが当たり前なので間違ってはいません。

99%はESTAを取得すれば、スムーズにアメリカに入国できると思います。

(ESTAを取得しないとアメリカ行きの飛行機にそもそも搭乗できないと思います。)

残りの1%は?

問題になるのはココ。

カナダやメキシコに旅行中、もしくは滞在していて陸路(車、バス、電車など)でアメリカに入国する場合に必要になるのはVISA=ESTAではありません。

陸路でアメリカ国境を越えてアメリカに入国するにはパスポートと「I-94W」が必要になります。もっと言うと…ESTAは必要ないんです。

但し、ESTAを取得していると国境での手続きの時間が短縮されるのでESTAを取得しておいて損はないです。

I-94Wについて

I-94W : Non-immigrant Visa Waiver Arrival/Departure Record

簡単に調べたんですが、欲しい情報について具体的な記載してるWebsiteがなかったため僕の解釈で書かせて頂きます。

Foreign visitors to the U.S. arriving via air or sea no longer need to complete paper Customs and Border Protection Form I-94 Arrival/Departure Record or Form I-94W Nonimmigrant Visa Waiver Arrival/Departure Record.

引用元:https://www.cbp.gov/

上記にあるように、I-94Wは観光客がアメリカにいつ入国して、いつ出国したのかを記録に残すコトで違法に滞在してる人などを確かめるシステムです。

かなり前から実施されていましたが、空路でアメリカに入国する観光客が増えたコトと空港での入国審査が電子化したことで空路でアメリカに入国する際にはI-94Wが不必要になりました。

しかし陸路でアメリカに入国する場合には、2018年現在も引き続き、I-94Wのシステムを採用しています。従って、日本人が陸路でアメリカに入国する場合はI-94Wが必ず必要になります。

I-94Wの取得方法

これがまた面倒なんです。

オンラインで事前申請して、取得できるかと思いきや…

国境で一度イミグレーションOfficeに入って、イミグレーションOfficerとお話しをしなければいけません。

滞在目的滞在場所などの質疑に答えるのは、やましいコトが無いので全然問題ないんですが…国境を渡るタイミング(時間や場所)が悪いと、余裕で1時間以上ココで時間を無駄にする羽目になります。

(僕達はここで2時間すごしました。)

2時間ひたすら順番待ちの列に並びます…お年寄りや足が悪い人にはかなりの重労働になることが懸念されます。

運よく国境を超える時のタイミングがいいと、待ち時間は全然無いみたいなので週末や長期休暇で人の行き来が多く予想される日などは、空いてそうな時間帯を意識するといいと思います。

いかんせん日本人は陸路でアメリカに入国する際には、必ずイミグレーションOfficeに足を運ばないといけないので、どうやっても避けるコトはできません。

申請手続きの時間短縮のためにもESTAは取得しておこう

ESTA保持者はI-94Wが適用になり、国境を超える為の手続きの時間が大幅に省略されます。これは事前にESTAを申請することで、必要事項がオンラインベースに電子的に管理されており、それがそのまま利用されるためです。

逆にESTAを保持してないと、I-94が適用になり必要書類に手書きで必要事項を入力する必要が発生してしまいます。

時間を大切にしたい人は、ちょっと出費が増えてもESTAを事前取得しておくとよいと思います。ESTAはオンラインで申請できます。

I-94Wの料金と滞在できる日数

I-94Wの発行費用は、$6です。

I-94Wのシステムが実施されて以来ずーっと、$6のままのようです。

支払いには現金もしくはクレジットカードでの支払いが可能です。

I-94Wでアメリカに滞在できる期間は約3ヶ月。94日となってますが…

I-94Wに押されたスタンプの日付を必ず確認して、自分が滞在できる期間を忘れないようにしましょう。

I-94Wは返納しなければいけまん

注意事項です。

I-94Wの紙はパスポートにホッチキス止めで渡してくれます。

アメリカを出国する際には、I-94Wを返納するコトを忘れずに。

I-94Wは観光客の出入国証明になので、きちんと期間内にアメリカを出国したコトを証明するためにも返納する必要があります。

僕の例だと…

アメリカ旅行を終えてカナダ国境を通過する際に、カナダのイミグレーションOfficerにI-94Wを渡します。そうするとカナダ側がアメリカに返納してくれます。

ちなみにI-94Wの紙に押された期日までなら、再度アメリカに入国するコトもできます。その場合はI-94Wは返納せずにキープすると、次回アメリカに入国する際にはイミグレーションOfficeに立ち寄るコトも、I-94Wの申請料金を支払う必要もありません。

但し、I-94Wを期日を越えて返納することを忘れていた場合には、次回以降アメリカを訪れる際に何かしら問題になるとかならないとか。。。

自己責任でお願いします。

まとめ

アメリカに旅行に行く際は、パスポートと別に観光Visaが必要。

空路の場合はESTA

陸路の場合はI-94W。

どっちにしてもESTAは取得しておいた方がベター。

陸路で行く場合には、国境を超える時間と場所を考慮する。ラジオなどで国境の混雑具合は確認できます。

僕の住んでるバンクーバーからアメリカのシアトルまでは車で約5時間でアクセスできます。この移動時間には国境での手続きに掛かる時間は含まれてません。5時間30分で済むのか、8時間かかるのかは運しだいです。

旅行が計画通りに行くか、行かないかも国境次第とは大袈裟ではないかもしれません。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

シェアしてくれね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyrighted Image