ブログを書いてて嬉しい瞬間のひとつは、質問を貰ったときです。


今回はカナダで投資を始めたいという人から、こんな質問をいただきました。
こんにちは、私もカナダに住む30代女子、投資に最近興味を持ち始め、クエストレードを利用して投資を開始するところです!
口座開設、入金をして株を買うところ(何故かFailedになってしまいまだ購入に至っていませんが)まで来ています!
恥ずかしながらカナダでも約10年住んでいますが、TSFAやRSPもやっと目を向けたところです
もし良ければ株の購入方法や、私のように株がうまく買えない人へのアドバイスも載せて頂けると嬉しいです
投資家になりたい様より
カナダで生活してる日本人の方?が、僕と同じようにカナダで投資を始めようとしてること自体が素直に嬉しいです。(仲間意識ですかね。)
異国で生活するというコトは、それ自体リスクだという考えが根底にあるので…
日本で生活してる人以上に未来を色々考えるべきだと、僕は考え始めるようになり投資に興味を持ち実際にアクションするようになりました。
話が少し脱線してすみません。
とても良い機会だったので、Questradeでの「株やETF」などの購入方法をイチからおさらいしてシェアしようと思います。
この記事では具体例として「ETF」の購入について解説します。
株でも債券でも基本的には全て同様なので、ご安心を。
- Questradeで口座開設したばかりの人
- 何故かうまく取引出来ない人
サクっとETFの購入方法の流れを説明します
まずは全体像を大雑把に捉えることをおススメ。
- Questradeにログイン
- ETF購入の資金はきちんと口座残高以下であるか確認
- ”Trade”ページを開く
- 購入したいETFを選択
- 数量、値段、購入方法などを決めて
- 最終確認して、全てOKなら注文する
*Questradeにログインする方法と、口座残高の確認はココでは省略します。
口座残高の不足が原因で、ETFなどの購入が出来ない場合が多いです。
複数口座を持ってる人は、取引に使う口座残高を確認しましょう。
ステップ1~ トレードページを開く
何はともあれ、トレードページを開かなければ取引できません。
Questradeにログイン後、右上にある「Trade」ボタンをクリックします。

ステップ2 ~ 購入したい銘柄を選択
Questradeの使いづらい点が、銘柄表示だと僕は感じてます。いざ注文しようと良さげな銘柄(ETF)を探そうとしても数が多すぎて、Questrade内でのマーケットリサーチは無理です。


- 購入する銘柄は事前に決めておくこと。
- その銘柄のコードを正確にメモること。

ETFを購入するので、一番上にならんでる言葉の中から「STOCKS, OPTIONS, ETFS」のタブをクリックします。(赤線で囲まれた箇所)
投資信託を購入する場合は「Mutual Fund」を選択すれば、投資信託ファンドを選択できるページに飛べます。FXやIPOなども同様ですね。
次に、検索窓に「購入したい銘柄」を手入力します。ドロップボックスとして「銘柄候補」が表示されるので、クリックします。(青くハイライトされてる箇所)
銘柄コードが正しいか確認するコトを念押しするのには理由があります。
カナダとアメリカでは似たような銘柄コードが多く、中身が同じETFででも為替ヘッジなどで銘柄コードが違います。
参考までに今日は「VFV.TO」というカナダ人に人気なETFを購入したいと思います。
アメリカの「VOO」のカナダバージョンですね。
最後に「Buy/Sell」ボタンをクリックして、銘柄選定は終了です。
ステップ3 ~購入条件を決めよう
一番重要な箇所です。
取引する方法が何種類もあって、どれを選べば良いか悩み可能性があります。
しっかりと確認しながら操作して下さい。
- 銘柄:VFV.TO (ETF)
- 値段:指値で$90.3
- 数量:5株
- 期間:1日だけ

- 取引方法が分からない場合は「Limit:指値」もしくは「Market:成り行き」を選べ。
- 初心者は「STK : 現物取引」での取引のみ利用し、「OPT : 信用取引」は避けるコト。
Limit:指値であれば、急なETFの値動きに左右されず「購入したい値段」で購入できます。
もちろんマーケットが思うように動かず、あなたの「指値」に到達しなければ購入注文は自動的にキャンセルされます。
どうしても購入したい場合は「Market: 成り行き」を選べば、良いと思います。
大事なコトなのでもう一度…
初心者は「現物取引」でのみ、株やETFの取り引きをするコト。
信用取引は借金をして取引するようなイメージです。現物の場合はと口座残高以上では取引できないので、株やETFの値動きにより「借金」を負うコトはありません。
あくまで僕個人の感想です。
投資はあくまでも余剰資金、自己責任です。
知っておきたい、取引用語の説明


- STK : 現物取り引き
- OPT : 信用取り引き
- Last : 現在の株/ETFの値段
- Bid : 買い注文の値段
- Bid sz : Bid sizeの略で「買い注文の数」
- Aak : 売り注文の値段
- Ask sz : Ask sizeの略で「売り注文の数」
マーケットは「需要と供給」のバランスで、注文が成立します。
ここに書かれてる数字をみながら、「いくら」なら株/ETFが購入できるか参考にして「Limit price:指値」を決めていきます。
- Market : 成り行き注文
- Limit : 指値注文
- Stop-loss order (SLO): 特別な注文方法(株価が急激にリミットまで下がった場合に損失を少なくするために用いる)
- Stop-limit order (SLO) : 特別な注文方法 (株価が急激にリミットまで上がった場合に損失を少なくするために用いる)
- Limit on open order (LOO) : 特別な注文方法 (週明けなどにマーケットが新たに開いた時に、株/ETFが設定額以下の場合に注文がプロセスされる)
- Limit on close order (LOC) : 特別な注文方法 (マーケットがクローズ時に、株/ETFが設定額以下の場合に注文がプロセスされる)
他にもありますが、初心者は複雑な注文は基本的に避けた方が無難です。
- Day : その日マーケットが開いてる間だけ有効(1日)
- GTD : Good Till Dateの略で、いつまで注文するか決めるコトができます。
- GTC : Good Till Cancelledの略で、自分でキャンセルするまで注文がアクティブになります。最大で90日。
- GTEM : Good Till Extended Marketの略で、その日一日中は注文が有効です。マーケットがクローズしても有効(1日)
- FOK : Fill Or Killの略で、米国上場証券のみ適用されます。
- IOC : Immediate Or Cancellの略で 、注文した瞬間に取引が完了しなければ注文がキャンセルされます。
初心者はとりあえず「Day」で良いと思います。もし注文が確約されなければ、キャンセルされるだけなので、翌日再エントリすれば良いと思います。
ステップ4 ~注文を確認しよう
注文がうまくできてないと、ここでエラーが表示されます。
エラーがでる場合は再度「ステップ3」を確認しましょう。

全て正しければ、最後に「Send Order:注文を確定する」ボタンを押して完了です。
正しく注文が出来てるか確認しよう
きちんと注文が出来たかどうか心配な人は、注文状況を確認しましょう。
マイページに戻りましょう。

- マイページを表示
- 「Account」ボタンをクリック
- 「Orders」ボタンをクリック
- 「All」もしくは「Open」ボタンをクリック
- 購入したETFが「Queued」と表示されてれば注文は正常に受付されてます
この方法とは別に、注文完了を知らせてくれる「メール」も届くはずです。
万が一間違って注文した場合にも取り引きが確約されなければ、キャンセルできるます。
(キャンセル方法については作成中)
【Questrade】購入方法をイチからおさらい
どうだったでしょうか?
この手順を参考にすれば「はじめての株売買」も無事に出来るのではないでしょうか?
英語ばかりで中々、じぶんで投資を開始するコトがおっくうな人の背中を押せるような記事になったことを願います。
Questradeでの投資は、銀行で勧められて購入する商品以上ものメリットが多くあります。(もちろん投資をしないより、銀行であっても投資をした方が良いのは事実だと考えますが…)
Questradeに興味がある人はコチラの記事も合わせて読んで欲しいです↓
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
またコメントで質問してくださった「投資家になりたい様」には、ブログ記事のネタを提供していただいた形になり感謝しています。
カナダで投資、より良い生活を送れるようお互い頑張りましょう。